手根管症候群

手根管症候群による手のしびれや痛みに悩む50代女性

手根管症候群による手のしびれや痛みに悩む50代女性

手根管症候群で手のしびれ・痛みにお悩みの方へ

「朝起きると手がしびれている」
「親指・人差し指・中指がジンジンする」
「夜中に手のしびれで目が覚める」
「細かい作業がしづらくなってきた」

このような症状がある場合、手根管症候群が関係している可能性があります。

手根管症候群は、手首にある「手根管」というトンネルの中で正中神経が圧迫されることで起こる神経の障害です。

手のしびれには、首や肘など別の場所が原因となっている場合もあるため、症状が続く場合は原因を確認することが大切です。

手根管症候群とは?

手首には、手根骨と靭帯に囲まれた「手根管」というトンネルがあります。

この手根管の中には、指を動かす腱と「正中神経」が通っています。

何らかの原因で手根管の中の圧力が高くなり、正中神経が圧迫されると、手のしびれや痛みなどの症状が起こります。

特に、親指・人差し指・中指と、薬指の親指側に症状が出ることが特徴です。

このような症状はありませんか?

手や指のしびれ

代表的な症状は、親指・人差し指・中指、薬指の親指側に出るしびれです。

初期には人差し指や中指から症状が始まることもあります。

「手がジンジンする」
「指先の感覚がおかしい」
「正座した後のような違和感がある」

と感じる方もいます。

夜中や明け方にしびれが強くなる

手根管症候群では、夜間や明け方にしびれや痛みが強くなり、目が覚めることがあります。

朝起きたときに手がしびれていて、手を振ったり指を動かしたりすると少し楽になるという場合は、注意が必要です。

手首から手に痛みがある

しびれだけでなく、手首から手にかけて痛みを感じることもあります。

特に夜間に痛みやしびれが強くなる場合があります。

細かい作業がしづらい

症状が進行すると、手の感覚だけでなく、親指の動きにも影響が出ることがあります。

  • ボタンをかけにくい
  • 小さな物をつまみにくい
  • ペットボトルのふたを開けにくい
  • 財布から硬貨を取り出しにくい
  • 裁縫など細かい作業がしづらい

といった変化がみられることがあります。

親指の付け根が痩せてきた

進行すると、親指の付け根にある「母指球」という筋肉が痩せてくることがあります。

この段階では親指の力が低下し、物をつまむ動作などが難しくなる場合があります。

日本整形外科学会でも、進行した手根管症候群では母指球の筋萎縮や細かい物をつまむ動作の障害がみられるとしています。

手根管症候群の原因

手根管症候群は、原因がはっきりしない「特発性」のものが多いとされています。

一方で、以下のようなことが関係する場合があります。

・手首周辺の骨折などのケガ

・手や手首の使いすぎ

・妊娠・出産期

・更年期

・透析

・腫瘤など手根管内の病変

特に妊娠・出産期や更年期の女性に多いことが知られています。

なぜ手がしびれるの?

手根管症候群では、手首にある手根管の中で正中神経が圧迫されます。

正中神経は、親指から薬指の親指側までの感覚などに関係する神経です。

そのため、正中神経が圧迫されると、主に

親指・人差し指・中指・薬指の親指側

にしびれや痛みが現れます。

ただし、手のしびれがすべて手根管症候群によるものとは限りません。

首や肘など、別の場所で神経が圧迫されていても似た症状が出ることがあります。日本手外科学会も、手根管症候群と似た症状が頚髄・脳・腕神経叢などの障害で起こる場合があるとしています。

手根管症候群を放置しても大丈夫?

軽いしびれだからと、そのまま放置してしまう方もいます。

しかし、症状が進行すると、母指球の筋肉が痩せたり、親指の力が低下したりして、細かい動作が難しくなることがあります。

そのため、

「最近しびれるようになった」

という段階で原因を確認しておくことが大切です。

特に、しびれが強くなっている、物を落とすようになった、親指の付け根が痩せてきたなどの変化がある場合は、整形外科などの医療機関での検査をおすすめします。

手根管症候群の検査・診断

医療機関では、症状の出ている範囲や筋力などを確認したうえで、手首を曲げる誘発テストや手首を軽く叩いて症状を確認する検査などが行われます。

必要に応じて、神経の伝わり方を調べる神経伝導検査などが行われることもあります。

日本整形外科学会では、神経伝導速度を測定する筋電図検査や、腫瘤が疑われる場合のエコー・MRIなども補助検査として挙げています。

手根管症候群の治療について

症状の程度や原因によって治療方法は異なります。

医療機関では、手首の安静や装具による固定、薬物療法、注射などの保存的治療が行われることがあります。

症状が強い場合や、母指球の筋肉が痩せている場合などには手術が検討されることもあります。

そのため、手のしびれが長く続いている場合は、まず正確な原因を確認することが重要です。

当院にご相談ください

手のしびれは、手首だけでなく、首や肘など別の部位が関係している場合もあります。

当院では、現在の症状や身体の状態を確認しながら、手首だけを見るのではなく、首・肩・腕・手首など全体の状態を確認したうえで施術を行います。

「手のしびれがあるけれど、どこに相談したらいいのかわからない」

「病院では異常がないと言われたけれど、しびれが気になる」

という方も、一度ご相談ください。

ただし、手根管症候群が疑われる場合でも、他の神経疾患などとの区別が必要になることがあります。

しびれが強い、症状が進行している、筋肉が痩せてきた、手の力が入りにくいなどの場合は、まず整形外科などの医療機関での検査をおすすめします。

こさか鍼灸整骨院